駒込駅のプラットホームへ山手線が流れ込む
変哲もない、ごくありふれたプラットホームへ

ふと、ドアが開いた瞬間に飛び込んだ世界は
約3年前の春の日。

「あ!」

周りに人がたくさん居るというのに
私は突拍子もない声を発していた。

そう、あの日、ここで私は電車を降りたのだ。
別に駒込に用事があったわけでもなく、
間違えて降りたわけでもなく、

西日暮里で大学の友達と待ち合わせていた私を
駒込で降ろさせたのは1本の電話だった。

「最終面接へ来て頂きたくお電話しました」
「・・・っ!あっ、ありがとうございますっ!!」

私が心から惚れ込んでいた企業からの電話。
私が最後の最後に涙を流したあの企業からの電話。

2次面接・筆記試験の日、
私は貧血を起こして思考回路もめちゃくちゃ
筆記試験なんて何がなんだか意味不明すぎて、
かと思えば一緒に受けた国立大メンバーは出来た模様

そうよね、私特別できるわけでもないくせして筆記の勉強してないし(自己嫌悪)

なんて凹んでいた試験が通った!という人生最大の喜びを
かみ締めた場所なのです。

結局最終面接で社長と話をしていたら
というか最初から最後までダンマリきかせられ
動揺した私は、面接後に涙はらりはらり。

ええ、もちろん落ちました。

そんな思い出を甦らせた駒込駅のプラットホーム。

そして…

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玲

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